(S34最終9位)対面バドオーガジガルデ(+ホウオウサイクル)

はじめに

はじめまして、さいだーと申します!ポケモン剣盾シングルランクマッチS34で自身初の1桁(9位)を取ることができたので記念に構築記事を書かせていただきます!

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以下、使用構築

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レンタルIDも公開しておくのでもし使ってみたい方がいればご自由に使ってみてください!

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基本選出パターン

カイオーガorホウオウ+バドレックス+ジガルデ(vsジガルデが通せそうな構築)

②ザシアン+バドレックス+ホウオウorジガルデ

(vsイベルタルがいてザシアンの通りが悪くない、もしくはゼルネアスがいる構築)

③ホウオウ+バドレックス+ザシアン(vsホウオウの通りが良く、ザシアンの役割対象がいる構築)

個体紹介

ホウオウ@こだわりスカーフ

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陽気 A252 D4 S252 

せいなるほのお/ブレイブバード/ひかりのかべ/リフレクター

専用技のせいなるほのおと特性の再生力が破格の性能をしており、扱い次第で無限の可能性を生み出せるポケモン。今回は、サイクルを回しつつサポートもできるようタイプ一致2ウェポンに加え両壁を採用した。伝説に90族が多い上に、準速だとスカーフを持っても最速黒バドを抜けないため最速で採用。

①物理ポケモンに上から50%火傷を押しつけることができる

②上から壁を貼って相手の攻撃を耐え、再生力で回復するという動きが強い

③ホウオウ=受けのイメージが強く意表をつける

④壁を貼ってエースのジガルデを通しやすくする

⑤上から攻撃することでワイルドボルトを持っていないザシアンに比較的安定して勝てる

という理由からこだわりスカーフで採用。ダイジェット+こだわりスカーフのおかげで相手の加速したポケモンやスカーフ黒バドの上から行動することができるのも非常に良い点だった。

ただ、環境に多く存在したカイオーガ、ムゲンダイナ、ランドロス、たすきマーシャドーに不利をとってしまうという点で動かしづらさも感じた。

 

ジガルデ@いのちのたま

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陽気 H4 A252 S252

サウザンアロー/げきりん/りゅうのまい/ストーンエッジ

構築の要でありエースアタッカー。壁があれば抜群技でも大抵の場合相手の攻撃を耐えられる+特性によるHP上昇のおかげで強引にりゅうのまいを積む動きが可能。変身することでHPが増えて耐久力も大幅に上昇する上に、タイプ一致技のダイドラグーン・ダイアースで物理・特殊両方に耐性をつけることができるため、体力が減っていてもダイマックス同士の打ち合いに強かった。りゅうのまいでSを1段階上昇させると最速黒バドレックスも抜くことができる点でも環境にマッチしていた。ただ、変身するとSが下がるため、スカーフカイオーガやS上昇ができずにダイマックスをした際の最速カイオーガがとんでもなくきつかった。また、りゅうのまいを積めたとしても環境にかなり多く存在したマーシャドーにテンポを取られてしまいやすく、構築単位での対策を行う必要があると感じた。しかしながら、一度積むことができれば、ザシアン、黒バドレックス、イベルタル、ホウオウ、ネクロズマディアルガゼクロム、ムゲンダイナ、ジガルデ等には比較的有利に戦えるため、エースとして採用して正解だったと感じている。体感7割ほどの試合で選出しており、どんな構築に対しても荒らしていけるポテンシャルがある最高のポケモンだった。ただ、悲しいことに珠を持っていても火力不足が否めないのでそこが少し惜しい部分でもある。

ダメージ計算(例) (四捨五入した数値を利用)

[陽気A252ジガルデ@いのちのたま]

H4振りダイマックスイベルタル@珠に対して

陽気A252ジガルデの珠ダイロック+砂ダメ+相手の珠ダメージで50%以上のダメージが入る(もう一度ダイロックを打つと確定で倒せる)

珠ダイアースでH252振りザシアンをワンパン(109%〜)

珠ダイアースがH4振りカイオーガに(75〜88%)

珠ダイアースがH4黒バドに(81〜97%)

ストーンエッジでHB特化ホウオウを乱数一発(43%)(特化ホウオウはほぼいないので基本的に一撃で倒せた)

 

ザシアン@くちたけん

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慎重 H252 A52 D204

きょじゅうざん/じゃれつく/つるぎのまい/でんこうせっか

D方面に厚い(厚すぎる?)ザシアン。今までザシアンというポケモンに触れたことがなく、適当に選出して上手く扱えるほどの技量がないと感じていたためDに厚くして役割対象を明確にすることで、無闇にザシアンを投げることがないようにした。このザシアンが明確に不利をとってしまうポケモン(ザシアン、ホウオウ、ネクロズマジラーチランドロスマーシャドーグラードンカバルドン等)が2体以上採用されており、ゼルネアスもイベルタルもいない構築にはほぼ出さなかった。ただ、どんなに不利なポケモンが居たとしてもゼルネアス入りにはほとんど選出した。

役割対象を絞ったため、技構成もオーソドックスで幅広い相手に対応できるものになった。身代わりの採用も一考の余地はあるが、圧倒的な攻撃力による崩し性能を評価して今回はつるぎのまいを採用。リーチを伸ばすためのでんこうせっかも必須級だと感じた。

あまりに硬すぎるため、臆病黒バドのアストラルビットを確定2耐えするし臆病カイオーガの雨しおふきも耐えるし、イベルタルのひかえめ珠ダイバーンも余裕で耐える。ゼルネアスにも安心感がすごい。最強の犬。だが、ザシアンミラーでは最弱。

ダメージ計算(例) (四捨五入した数値を利用)

[慎重H252 D204ザシアン](被ダメージ計算)

臆病黒バドのアストラルビット(42〜49%、確定2耐え)(相手が特化だと48%の乱数2発)

臆病カイオーガの雨しおふき(72〜86%)

ひかえめ珠イベルタルのダイバーン(73〜86%)

特化C+2ゼルネアスの130ダイフェアリー(55〜65%)(ゴツゴツメットダメージ×2をくらっていても確定で耐えることができる)

 

ディアルガ@とつげきチョッキ

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臆病 C252 D4 S252

りゅうせいぐん/だいちのちから/ラスターカノン/かみなり

要検討枠。雰囲気でカイオーガゼクロムに圧をかけようとしていたものの、カイオーガゼクロムもお構いなしに出てくるので辛い部分もあった。選出率はあまり高くなかったが、選出した試合ではとても活躍してくれたので出しどころを見極めれば十分に採用価値のあるポケモンだと感じた。タイプと技範囲の優秀さがすごい。S33で使用していたこともあり個人的に大好きなポケモンなので、もう少し型を練って構築に組み込んでいきたい。

一時期はこの枠にチョッキホワイトキュレムを採用していたがそちらも出しどころを間違えなければかなり活躍してくれたので、ディアルガと同じく十分にやっていけるポケモンだと思う。

 

カイオーガ@ゴツゴツメット

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図太い H252 B196 D60

こんげんのはどう/れいとうビーム/でんじは/かみなり

ザシアンと同様にこのポケモンにも今まで触れたことがなかったので、スカーフ型のように明確な役割対象を持たずにただ火力を押し付けるのではなく、役割対象を絞ることで扱いやすくした。

この型のカイオーガを使うのであれば基本的にこの技構成で完結していると感じる。水技に関してはねっとう・なみのりと選択にはなるが、Cに振ってないことを考慮して火力重視のこんげんのはどうを採用。具体的には、H4振りマーシャドーがゴツメ+こんげんのはどうだと確実に倒せるが、ねっとう・なみのりだと不利乱数になる。

B方面調整ラインはA特化珠イベルタルの130ダイアーク確定耐え、D方面の調整ラインは臆病黒バドレックスのアストラルビットを98%で2耐え。

役割対象としては、ザシアン、ホウオウ、ネクロズマグラードンランドロスマーシャドー等の物理ポケモンに加え、物理特殊どちらの攻撃も1発は耐えそこからでんじはでテンポをとっていくことができるためイベルタルも意識して選出していた。本来あまり高くないB方面に努力値を振ることで物理にも特殊にも基本的に一度は行動でき、でんじはも使えるため、初手置き性能が凄まじく高い。構築単位で軽視できないザシアン、マーシャドーをかなり重く見てゴツゴツメットで採用。構築単位でザシアンもマーシャドーもあまり重くない場合は回復アイテムを持たせた方が強いかもしれない。反省点は、耐久ラインを意識しすぎたためにSに努力値を振らず、結果麻痺した臆病黒バドレックスと麻痺したS+1イベルタルを抜けていなかった点。確認したところSに12振れば黒バドの方は解決できるらしいので調整を練り直す必要があると感じた。

ダメージ計算(例) (四捨五入した数値を利用)

[図太いH252 B196 D60カイオーガ](被ダメージ)

A特化珠イベルタルの130ダイアーク(83〜98%)

C特化珠イベルタルの130ダイアーク(77%〜90%)

臆病黒バドレックスのアストラルビット(42〜50%)(98%で2耐え)

A特化+1ザシアンのきょじゅうざん(33〜39%)

じゃれつく(61%〜71%)

ワイルドボルト(81〜96%)

陽気マーシャドーインファイト(40〜47%、確定2耐え) (意地っ張りだと約6%の乱数2発)

 

バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのタスキ

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臆病 B4 C252 S252

アストラルビット/ちょうはつ/ひかりのかべ/おにび

起点作成要員。圧倒的な火力と速さを両立しているのみならず、最低限の耐久と豊富な補助技を兼ね備えている器用すぎるポケモン。このポケモンがいるだけで相手にイベルタル、ホウオウ等の選出を半ば強制できる点が強い。ほぼ全試合選出し、とんでもない仕事量を果たしてくれた。アストラルビット×2で倒せる相手にはアスビ+アスビ、補助技を使ってくるポケモン(ルギア、ホウオウ、残飯カイオーガ、ジガルデ、ゼルネアス、ムゲンダイナ、ラッキー、ナットレイ等)には初手ちょうはつor相手を削ってからちょうはつで仕事をさせずに処理することができる。ホウオウが厚底ブーツを履いていないため、ホウオウと合わせて選出する際にちょうはつが非常に役立った。個人的には、この「ちょうはつ」バドレックスが今シーズン使用していたポケモンの中でも(地味な活躍ではあるが)最強だったのではないかと感じている。エースのジガルデ(たまにホウオウ、ディアルガ)を通すためにひかりのかべ、相手のタスキを削りつつ攻撃力を削げるおにびを採用。リフレクターは一度も試さなかったので使用感はわからないが、ジガルデの微妙な火力を補えるおにびの定数ダメージが強いと感じていたため一貫しておにびを使用していた。85%は気合いで当てる。

 

おわりに

今回、ポケモンをやる上でずっと目標にしてきた最終1桁を達成することができて感無量です。最終日前日に3位に居たことで慢心してしまい、そこからずるずると負け続けて最終日深夜1時ごろには700位台まで落ちてしまいましたが、そこから朝9時まで死ぬ気で潜りなんとか最終1桁に入り込むことができました。これからも結果を残せるよう頑張っていきたいです!